庭木の処分費用はいくら?伐採との違いも解説

庭木の手入れをしていると、必ず出てくるのが「枝や幹の処分問題」です。
剪定や伐採をしたあと、庭に残った大量の枝葉や丸太を見て、

「これ、どうやって捨てればいいの?」
「処分費用っていくらかかる?」
「伐採費用に処分って含まれてるの?」

と不安になる方は多いのではないでしょうか。

庭木の処分は、ただゴミ袋に入れて出せば終わり…という話ではありません。
木の種類や量によっては自治体で回収できなかったり、運搬が必要になったり、場合によっては処分費が高額になることもあります。

さらに注意したいのが、安さだけで業者を選ぶこと。
処分の内容が曖昧なまま依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクもあります。

そこでこの記事では、伐採・処分の現場を知るプロの視点から、

・庭木の処分とは何か(何を捨てるのか)
・伐採費用と処分費用の違い
・処分費用の相場と内訳
・自分で処分する方法と注意点
・業者に依頼するメリットと見積りのチェックポイント

をわかりやすく解説します。
「処分費で損したくない」「安心して依頼したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

庭木の「処分」とは?何を捨てることになるのか

庭木の処分と聞くと「枝を捨てるだけ」と思われがちですが、実際はもう少し幅があります。
どこまでが処分対象になるのかを理解しておくと、見積りの内容も読みやすくなります。

処分対象はどこまで?

庭木の処分で発生しやすいものは、主に次のとおりです。

・枝葉
剪定や伐採で最も量が出やすいのが枝葉です。軽いですが、かさばります。

・幹(丸太)
伐採では幹が出ます。太くて重いため、運搬が大変になりやすい部分です。

・切り株
伐採だけでは切り株が残ります。切り株の撤去は伐根(抜根)作業が必要になります。

・根
伐根をすると根まで掘り起こすため、さらに重くなります。

・土(伐根時に出ることがある)
根株と一緒に土が大量に出るケースもあります。土が混ざると処分の難易度が上がり、費用も上がりやすいです。

伐採・剪定・伐根で出るゴミは違う

処分量をイメージするうえで重要なのが、「どの作業をしたか」です。

・剪定
枝葉が中心。幹は基本的に残ります。

・伐採
枝葉に加えて幹(丸太)が出ます。処分費が上がりやすい作業です。

・伐根(抜根)
根株や土が出る可能性があり、処分の負担が一気に増えます。

「庭木を切ったあとの処分費用が高かった」というケースは、幹や根の処分が含まれていた、ということが多いです。

伐採費用と処分費用の違い(混同しやすいポイント)

庭木の費用トラブルで多いのが、伐採費用と処分費用を同じものだと勘違いしてしまうことです。
この2つは別物なので、見積りを見るときは分けて考えるのが基本です。

伐採費用=「木を切る作業代」

伐採費用には、木を安全に切り倒すための作業が含まれます。

・人件費
複数人で作業する場合もあります。

・安全管理
倒す方向の確保、周囲への配慮、事故防止が必要です。

・道具や重機
チェーンソーや高所作業、場合によっては重機が必要になります。

・養生
建物や塀、庭の設備を傷つけないための保護作業です。

処分費用=「ゴミを運ぶ・捨てる費用」

処分費用は、切った木を「片付ける」ための費用です。

・積込
枝葉や丸太をトラックに載せる作業。

・運搬
処分場まで運ぶ費用。

・処分場の受入費
木材や枝葉を受け入れる処理費用が発生します。

・裁断・分別の手間
処分できるサイズに切る、分別するなどの手間も含まれます。

よくある勘違い

「伐採費用に処分が含まれていると思っていた」
これは本当に多いです。

見積りを見るときは、
伐採費と処分費が分けて書かれているか
処分の範囲が明確か
を必ずチェックしましょう。

庭木の処分費用相場|いくらかかる?

処分費用は「木の高さ」だけで決まるものではありません。
処分する量、重さ、運搬のしやすさによって変わります。

処分費の目安(量・種類別の考え方)

庭木処分の費用は、ざっくり言うと次のように考えるとわかりやすいです。

・枝葉
軽いがかさばるため、量が多いと運搬回数が増えます。

・幹(丸太)
重くて積込が大変。太い幹は処分費が上がりやすいです。

・切り株・根
非常に重く、土が付いていると処分が難しくなります。

処分費が高くなる条件

処分費が上がりやすいのは、次のようなケースです。

・量が多い
伐採本数が多い、枝が広がっている木は処分量が増えます。

・幹が太い・長い
丸太が重く、積込や運搬が大変になります。

・車両を横付けできない
手運び距離が長くなると、人件費が増えます。

狭い敷地で作業しにくい
搬出が難しいと時間がかかります。

・土が混ざる(伐根後など)
根株に土が付くと重量が増え、処分費が上がります。

「伐採+処分」セット相場の見方

処分費だけを単体で見ると高く感じることがありますが、
伐採と処分はセットで考えると納得しやすいです。

伐採=切る
処分=運ぶ・捨てる

この2つを分けて見積りを見ると、「どこで費用が上がっているのか」が理解しやすくなります。

自分で庭木を処分できる?主な方法と注意点

「処分費が高いなら、自分で捨てたい」と考える方も多いと思います。
結論としては、少量なら可能ですが、量が多いと現実的に厳しくなります。

自治体の「家庭ごみ」で出せるケース

自治体によって条件は違いますが、一般的には以下のようなルールが多いです。

・枝葉は一定の長さに切る
・束ねる
・指定袋に入れる
・1回で出せる量に制限がある

少量の剪定枝なら対応できることもありますが、伐採後の大量処分には向きません。

クリーンセンターへ持ち込み

地域によっては、剪定枝や木材を持ち込みできる場合があります。
ただし、

・車が必要
・積み込みが大変
・量が多いと何往復も必要

となり、時間と体力がかかります。

注意:燃やす・野焼きはNG

庭木を燃やして処分しようとするのは危険です。

・煙や臭いで近隣トラブル
・火災の危険
・条例違反になる可能性

安全面・法律面の両方でおすすめできません。

業者に処分まで頼むメリット

処分を業者に任せる最大のメリットは、
「早い」「安全」「確実」
この3つです。

とにかく早い・安全

庭木の処分は、重いものを運ぶ作業です。
慣れていない方がやると、腰を痛めたり、ケガをしたりするリスクがあります。

業者なら、搬出・積込・運搬まで一括で対応できるため、短時間で片付きます。

処分が明確で安心(不法投棄リスク回避)

ここは特に重要です。

処分方法が曖昧な業者に依頼すると、
不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

費用が安すぎる場合は、処分費を削っている可能性もあるため注意が必要です。

伐採・伐根も同時に相談できる

庭木の処分は、伐採や伐根とセットになることが多いです。
一括で相談できる業者なら、無駄な費用や手間を減らせます。

見積りで必ず確認すべき項目(処分トラブル防止)

庭木の処分費用で失敗しないためには、見積りの確認が最重要です。

処分費の範囲が明確か

以下が明記されているかを確認しましょう。

・枝は処分対象か
・幹も処分するのか
・切り株は含まれるのか
・運搬費は含まれるのか
・積込費は含まれるのか

追加料金条件

追加料金が発生しやすい条件も事前に確認します。

・木の量が想定より多い
・車両が横付けできない
・手運び距離が長い
・重機が必要になった

「当日になって追加費用が発生した」というトラブルは、ほとんどが事前説明不足で起こります。

産廃扱いになるケースもある?

個人宅の庭木処分は基本的に問題ありませんが、
法人敷地や大量処分の場合、扱いが変わるケースもあります。

心配な場合は、依頼前に確認しておくと安心です。

処分費用を安くするコツ

処分費用を抑える方法はいくつかあります。
ただし、無理して危険な作業をするのは避けましょう。

できる範囲で減容する

・枝葉を小さく切る
・束ねる
・まとめておく

これだけでも積込がスムーズになり、費用が下がることがあります。

伐採と処分をセットで依頼

同日作業にすると効率が良くなります。
別日で依頼するより、費用が抑えられるケースもあります。

複数社で相見積り(ただし安さだけで決めない)

相見積りは有効ですが、比較すべきなのは金額だけではありません。

・明細があるか
・処分方法が明記されているか
・追加費用条件が明確か

ここを優先すると失敗しにくいです。

依頼の流れ(問い合わせ〜完了)

庭木の処分まで含めた作業は、基本的に次の流れで進みます。

1.相談・問い合わせ
2.現地確認
3.見積り提示(処分範囲・追加条件の確認)
4.作業日調整
5.伐採・剪定作業
6.搬出・処分
7.清掃・完了

    流れを知っておくだけでも、安心して依頼できます。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 切った木を庭に置いておくのはアリ?

    短期間なら問題ない場合もありますが、放置すると腐って虫が発生したり、景観が悪くなったりします。
    片付ける予定があるなら、早めの処分がおすすめです。

    Q. 切り株の処分は別料金?

    切り株は伐採だけでは残ります。
    撤去するには伐根(抜根)が必要になり、別料金になるケースが多いです。

    Q. 処分だけお願いできる?

    業者によっては対応可能です。
    ただし、量や状態によっては伐採作業とセットの方が安くなることもあります。

    まとめ|庭木の処分は「範囲の確認」で失敗を防げる

    庭木の処分費用は、木の量や種類、搬出のしやすさによって大きく変わります。
    また、伐採費用と処分費用は別物なので、見積りを見るときは分けて考えることが大切です。

    ・処分費=運搬+処理のコスト
    ・伐採費とは別で発生することがある
    ・自分で処分できるのは少量の枝葉が中心
    ・見積りは「処分範囲」「追加条件」「処分方法」を必ず確認
    ・不安ならプロに相談するのが安心

    庭木の処分で後悔しないためには、
    「何をどこまで処分するのか」を明確にし、信頼できる業者に依頼することが一番の近道です。

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