大木の伐採費用はいくら?サイズ別の相場と費用を抑えるコツ

庭や敷地内にある大木は、景観や日陰を作る反面、成長とともに管理が難しくなる存在です。

枝葉が隣地に越境したり、倒木の危険が高まったりすると、伐採を検討する必要があります。

しかし、大木の伐採は一般的な庭木よりも作業が複雑で費用も高くなりがちです。

この記事では、大木の伐採費用の相場をサイズ別に紹介し、費用を抑えるためのコツや注意点について詳しく解説します。

安全かつ適正価格で伐採を依頼するために、ぜひご参考ください。

大木の伐採が必要な理由

大木は長年放置されることでさまざまなリスクをもたらします。

  • 倒木の危険:台風や強風による倒木事故のリスク。
  • 近隣トラブル:枝葉の越境や落ち葉、害虫の発生による苦情。
  • 建物への影響:根の成長による基礎や配管へのダメージ。
  • 日照や電波の遮断:日光や電波の妨げになる場合も。

これらの理由から、大木は放置せず、早めの伐採を検討することが大切です。

大木の伐採費用|サイズ別の相場目安

伐採費用は「木の高さ」「幹の太さ」「作業環境」によって大きく変動します。

以下はあくまで目安ですが、参考になります。

高さ別の伐採費用目安

  • 高さ3〜5m未満:20,000〜50,000円
  • 高さ5〜7m未満:40,000〜80,000円
  • 高さ7〜10m未満:70,000〜150,000円
  • 高さ10〜15m未満:150,000〜300,000円
  • 高さ15m以上の大木:300,000円〜(重機・特殊作業含む)

その他の費用

  • 抜根作業:20,000〜100,000円(根の広がり・地中障害の有無で変動)
  • 処分費用:5,000〜50,000円(幹の太さ・量によって変動)
  • 高所作業車・クレーン代:30,000〜100,000円

費用が高くなる主な要因

大木の伐採では以下のような要因で費用が大幅に変動します。

1. 作業環境の難易度

狭小地や傾斜地、住宅密集地などは人力作業が中心となり、費用が高くなります。

また、道路使用許可が必要な場合も追加費用が発生します。

2. 木の種類と硬さ

ケヤキやクスノキなどの硬い樹種はチェーンソーが効きにくく、時間も手間もかかります。

3. 根の張り方・地中障害

大木の根が広く深く張っている場合、抜根には重機が必要になり、その分費用も高くなります。

また、地中に配管・基礎・ブロックなどがある場合は慎重な作業が必要です。

4. 伐採木の処分量

幹や枝の量が多いほど、搬出・処分費用が増加します。

費用を抑えるための5つのコツ

大木の伐採費用は決して安くありませんが、工夫次第でコストを抑えることができます。

1. 複数社から見積もりを取る

業者によって料金設定や作業方法が異なるため、最低2〜3社からの相見積もりがおすすめです。

2. 地元の業者を選ぶ

地元密着の業者は出張費が抑えられ、地域事情にも精通しているため、スムーズに作業が進みやすいです。

3. 抜根を省略する選択も検討

用途によっては伐採のみ(切り株残し)でも問題ないケースもあります。抜根を省くことで数万円の節約になることも。

4. 時期を選ぶ

繁忙期(春・秋)を避け、比較的作業依頼の少ない夏や冬の閑散期に依頼すると、割引対応が受けられる場合もあります。

5. 補助金や助成制度を確認

一部の自治体では、倒木リスクのある樹木の伐採に補助金を出している場合があります。

市区町村のホームページで事前に確認しましょう。

安全に依頼するためのチェックポイント

  • 事前調査・見積もりが無料か
  • 作業保険に加入しているか(事故対応)
  • 追加費用の有無・条件が明示されているか
  • 伐採後の処分・整地まで対応可能か
  • 過去の施工実績や口コミ評価

大木の伐採はプロに任せて安心・安全に

大木の伐採は、見た目以上に高リスクかつ高コストの作業です。

無理に自力で行うと大きな事故や損傷を招く恐れがあります。

適正価格で安全に伐採を進めるためには、経験豊富な業者に依頼し、複数社の見積もり比較や作業範囲の確認を行うことが重要です。

もし大木の伐採でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。プロの目線で、最適なプランをご提案いたします。

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