伐採した木の処分はどうする?安全・適切な対応と費用の目安を解説

大きく育った木、倒木の恐れがある木、家屋や電線に近い木。

こうした木の伐採を決断された際、伐採本体の作業だけでなく、「切ったあとの木をどう処分するか」が想像以上に重要なポイントになります。

処分を誤ると、追加費用がかかる、近隣トラブルになる、法令違反になるケースもあります。

当社、アーボソリューションでは、伐採から木の処分・運搬・適正処理まで一貫してサポートしております。

本記事では、安全・適正な木の処分方法、費用の目安、そして依頼する際の注意点を分かりやすくご紹介します。

伐採を検討中の方は、ぜひご参考ください。

なぜ「木の処分」も重要なのか?

伐採作業が無事終わった後でも、次のようなリスクがあります。

1. 廃棄物として扱われる可能性

伐採された木・枝・根・切り株などは、木材くずや“植木くず”として廃棄物扱いになる場合があります。

たとえば、生木を庭先で野焼きするのは原則法律(廃棄物処理法)違反となるケース

適切に処理しなければ、処理費用がかかる、または行政から指導を受けることもあります。

ここではあくまで一般的な傾向として、それぞれの違いや判断ポイントをご紹介します。

詳細な処分方法については、お住まいの自治体または専門業者にご確認ください。

判別項目一般廃棄物になる傾向産業廃棄物になる傾向
排出元・主体個人宅・一般家庭建設業者・造園業者・法人
発生状況庭木の剪定・伐採など日常的な作業解体・造成・新築などの工事に伴う伐採
作業規模小規模・軽度の伐採・剪定重機を使った抜根・大木伐採などの大規模作業
量・サイズ枝葉や細い幹など少量大木・根・大量の幹など処理困難物
処分方法一般ごみや粗大ごみとして出せる場合がある専門の産業廃棄物処理業者に依頼する必要がある
必要な手続き自治体の粗大ごみ回収・持ち込みなどマニフェスト管理など法的手続きが必要なケースも

2. 量・重量・形状で費用・手間が大幅に変わる

伐採した木の太さ・高さ・本数・根の張り具合・現場までの搬出のしやすさによって、処分にかかる費用・作業時間が大きく変動します。

例えば高さ3〜5m程度の木の処分費だけでも「4,000円~10,000円程度」が一つの目安です。

また、木を切った後の根を抜く「抜根」作業も加わると、さらに費用が増えます。

3. 安全性・近隣配慮が求められる

伐採後の木の放置は、転倒・腐朽・倒木リスクが残ります。

また、枝が道路に張り出していたり、根が公共部分に及んでいたりするとトラブルの元になりやすいです。

処分・撤去を速やかに行うことで、安心・安全な環境を維持できます。

以上のように、木の処分は「伐採作業の後半戦」とも言える重要な工程です。

次章では、具体的な処分方法と安全に進めるための手順をご紹介します。

木の処分方法と、それぞれにかかる手間・メリット・デメリット

伐採した木の処分には主にいくつかの方法があります。

依頼のタイミング・方法によってコスト・手間・安心感が変わります。

方法①:伐採業者へ「伐採+処分」まで一括依頼

もっとも手間が少ない方法で、伐採作業と同時に木の運び出し・処分まで一貫して依頼できます。

  • メリット:一社で完結、手間が少ない、安全性が高い
  • デメリット:単価が少し高めになることもある
  • 費用目安:処分だけでも「2,300~14,200円程度」が目安と言われています。

方法②:自分で伐採後、処分だけ業者・自治体を利用

自ら伐採を行った後に、残材を専門業者や自治体回収に出す方法。

  • メリット:伐採費が抑えられる可能性あり
  • デメリット:伐採作業の安全性・技術が問われる/処分手続きの手間あり
  • 費用目安:軽トラック1台分で「1万円~3万円程度」というケースも。

方法③:自治体・粗大ごみ扱いで処分

自治体によっては、規定サイズ以下の木材・枝を粗大ごみとして回収する場合があります。

  • メリット:比較的安価または無料のケースあり
  • デメリット:自治体ルール(長さ・太さ・束ね方)に制限あり/速やかな処分が難しいことも
  • 費用目安:木材100kgあたり1,100円程度というデータもあります。

方法④:木材をリユース・チップ化・燃料化

伐採した木をウッドチップにしたり、再利用材として引き取る業者を使う方法があります。

  • メリット:処分費用を抑えられる可能性あり/環境配慮型
  • デメリット:木の種類・処理方法・輸送費でコストが変動/対応業者が限られる
  • 処理単価:木くず1トンあたり平均12,000円程度というデータあり。

費用の目安・相場を把握しておこう

伐採+処分を依頼する際、費用がどのくらいになるかの目安を知っておくと、見積り比較や予算の設計に役立ちます。

■ 伐採のみの相場

  • 高さ0〜3m未満:4,000~7,000円程度
  • 高さ3〜4m未満:10,000~13,000円程度
  • 高さ4〜5m未満:20,000~23,000円程度
  • 高さ10m以上の大木(10〜20m)の場合、100,000円~300,000円以上という例も。

■ 処分・抜根を含めた総額目安

  • 高さ3〜5m程度:伐採+処分で19,000~170,000円程度。
  • 抜根を含むと、幹の太さ・根の張り具合・使用重機によってさらに増加。

■ 処分のみの費用感

  • 処分費用:高さ3m未満で2,000~5,000円程度。高さ5m以上で5,000~15,000円程度。
  • 木くずの処理:1トン当たり約12,000円という数値もあります。

以上のように、木の高さ・幹径・根の状況・搬出のしやすさ・重機の必要有無などで費用が大きく変動します。

見積りを取る際には、これらの要素を必ず確認しましょう。

安全かつ適切に処分を進めるためのチェックリスト

依頼前・施工前に以下のポイントを確認しておくと安心です。

  • 運搬・処分の対象範囲がどこまで含まれるか(伐根・枝・根・搬出)
  • 重機使用の有無・高所作業の有無・特殊作業費用の有無
  • 処分先(産業廃棄物扱い・木くず処理場など)の明確な提示
  • 隣地・道路・公共インフラ(電線・水道管など)への配慮・家屋損傷リスクの有無
  • 見積りに「木1本あたり」「高さ○m」「抜根有無」など明記されているか
  • アフターサポート(切り株の処理・根の再生・植え替え提案など)があるか

アーボソリューションが選ばれる理由

当社は、伐採・木の処分・根処理・撤去までワンストップで対応できる専門業者です。

以下の3つの強みがあります。

  1. 専門重機・経験豊富な職人が在籍
    高木・大木・住宅密集地での伐採作業にも対応。重機使用が必要な現場でも安全第一で施工します。
  2. 処分ルートが確立されており、明朗な料金提示
    伐採後の木材・枝・根・切り株の処分ルートを自社で持っており、追加費用を最小限に抑える努力をしています。
  3. 地域に根ざしたサービス
    岡山県を中心に地域密着で対応。近隣施設・住民への配慮も行いながら、迅速・丁寧な施工体制を整えています。

よくある質問(Q&A)

Q.自分で伐採して処分だけ業者に依頼できますか?
A.可能ですが、木の高さ・根の張り・搬出ルートなどでリスクや費用が逆に増える場合があります。プロの調査・見積りを活用することをおすすめします。

Q.切った木をその場で燃やしてもいいですか?
A.庭先での“野焼き”は、法律上及び近隣トラブルの観点から問題がある場合があります。安全に処分するには専門ルートを利用すべきです。

Q.見積りだけでも可能ですか?
A.はい、現地調査・無料見積り対応しております。現地状況を把握することで、適正な価格・工期を提示できます。

まとめ

伐採した木の処分は、伐採作業そのものと同じくらい慎重さが必要です。

木の高さ・根の張り・搬出状況・処分ルートなど多くの条件が“費用”にも“安心”にも影響します。

伐採を検討されている方は、まずはアーボソリューションにご相談ください。

見積り・調査から丁寧に対応し、安全で適切な処分・撤去を実現いたします。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、実際の費用・条件は木の状況・地域・作業条件によって異なります。詳細は現地調査時にご確認ください。

関連記事